映画『ジグソウ:ソウ・レガシー』のネタバレ考察・解説

映画のネタバレ考察

この記事では、映画『ジグソウ:ソウ・レガシー』の結末・ラストをネタバレありで解説し、この映画に関する疑問や謎を分かりやすく考察・解説しています。

映画『ジグソウ:ソウ・レガシー』の結末・ラスト(ネタバレ)

映画『ジグソウ:ソウ・レガシー』の結末ラストをネタバレありで解説しています。この先、ネタバレが書かれているためご注意ください。

映画『ジグソウ:ソウ・レガシー』の結末では、ジグソウのゲームに隠された真実が明らかになります。物語の終盤、ローガン(キャスト名:マット・パスモア)がジグソウ(キャスト名:トビン・ベル)の哲学を受け継ぎ、ゲームの真の首謀者であることが判明します。彼は過去にジョン・クレイマー(ジグソウ)に助けられた経験があり、その恩義と自身の復讐心が動機となり、新たなゲームを仕掛けました。

ゲームの舞台である納屋での出来事は、実は10年前の出来事で、現在進行中と思わせていた部分は過去のシーンを挿入したものでした。このトリックにより、観客はジグソウがまだ生きているのではないかと錯覚しますが、実際にはローガンがその手法を模倣していたに過ぎません。

ハロラン刑事(キャスト名:カラム・キース・レニー)は、ローガンによって最終的に罠にかけられます。彼の罪を告白させるためのレーザーカッター付き首輪の罠は、ハロランが罪を認めることを拒んだ結果、作動し、彼は命を落とします。一方で、ローガンは無傷で罠から脱出し、すべてをコントロールしていたことを明かします。

このラストシーンは、ジグソウの遺志がどのように引き継がれたかを強調すると同時に、シリーズ特有のどんでん返しの魅力を存分に発揮したものとなっています。ローガンが新たなジグソウとして暗躍する未来を暗示する形で物語は幕を閉じます。この結末は観客に衝撃を与えると同時に、深い余韻を残すものとなっています。

映画『ジグソウ:ソウ・レガシー』の考察・解説(ネタバレ)

映画『ジグソウ:ソウ・レガシー』に関する疑問や謎を分かりやすく考察・解説しています。この先、ネタバレが書かれているためご注意ください。

映画『ジグソウ:ソウ・レガシー』のライアンの罪とは?

映画『ジグソウ:ソウ・レガシー』に登場するライアン(キャスト名:ポール・ブラウンスタイン)は、過去に引き起こした重大な罪に対して罰を受けるためにゲームに巻き込まれます。ライアンの罪は、無謀な行為によって3人の命を奪う交通事故を引き起こしたことです。この事故は、彼の軽率な行動と判断ミスが直接的な原因となり、被害者やその家族に深い悲しみを与えました。物語では、ライアンが過去の罪と向き合うことを強いられ、彼自身の過ちを反省しながら生き延びるためにゲームに挑む姿が描かれています。

ジグソウ(ジョン・クレイマー)は、人々に自分の行動を反省させるため、残虐なゲームを仕掛けることで知られています。ライアンの場合も例外ではなく、彼の罪を問いただし、心の底からの後悔と更生を促す目的がありました。ライアンが過去の行いを認識し、未来に向けてどのように生きるかを決断する過程が、ゲームを通じて描かれています。

映画『ジグソウ:ソウ・レガシー』の時系列は?

『ジグソウ:ソウ・レガシー』は、「ソウ」シリーズのスピンオフ作品として制作されています。この映画は、シリーズのメインストーリーに関連しつつも、新たな観点から物語が展開される独立した内容です。時系列としては、シリーズの過去作品を直接継承しておらず、観客が本編を知らなくても理解できる内容になっています。ただし、シリーズの背景を知ることで、作品内のキャラクターや出来事に対する深い理解が得られるでしょう。

本作では、過去と現在のシーンが意図的に交錯して描かれます。そのため、物語の中で「現在の出来事」と思わせるシーンが実際には過去の出来事であるなど、観客を惑わせる仕掛けが施されています。この構造が、物語の緊張感を高めると同時に、ジグソウの存在を感じさせる演出に繋がっています。

映画『ジグソウ:ソウ・レガシー』のローガンはなぜ死ななかったのか?

『ジグソウ:ソウ・レガシー』のローガン(キャスト名:マット・パスモア)は、ゲームに参加させられたように見えるものの、実際にはジグソウの遺志を受け継ぐ重要な人物でした。彼の首にはめられたレーザーカッター仕込みの首輪は、観客には本物のように見えましたが、実際にはダミーでした。この仕掛けにより、ローガンは死んだように見せかけることができました。

ローガンがこのゲームを操る目的は、過去の悲劇に対する復讐を果たし、ジグソウの思想を引き継ぐことでした。物語のクライマックスでは、彼の真意が明らかになり、観客に驚きを与えます。このような展開は、「ソウ」シリーズ特有のどんでん返しの要素を引き継ぎ、観客を魅了する演出として機能しています。

映画『ジグソウ:ソウ・レガシー』のジグソウは生きてる?

映画『ジグソウ:ソウ・レガシー』では、物語の中でジグソウ(ジョン・クレイマー、キャスト名:トビン・ベル)がまだ生きているかのように描かれるシーンがあります。この手法は観客を巧みに惑わせるためのものです。実際には、ジグソウは過去作で死亡しており、本作では「過去の出来事」を現在のように見せるトリックが使われています。これにより、観客はジグソウが今もゲームを仕掛けていると思い込むように仕向けられます。

本作で行われているゲームは、ジョンの思想を受け継いだ人物であるローガン(キャスト名:マット・パスモア)が実行しています。過去にジョンに助けられた経験を持つローガンは、ジグソウの哲学に共感し、その意志を引き継ぐ形でゲームを仕掛けていました。このように、ジグソウが物語全体において重要な存在であり続けていることが、本作のテーマとして強調されています。

映画『ジグソウ:ソウ・レガシー』のエレノア役は誰が演じている?

映画『ジグソウ:ソウ・レガシー』に登場するエレノア役を演じているのは、ハンナ・エミリー・アンダーソンです。エレノアは、ジグソウのゲームや仕掛けに異常な興味を持つキャラクターとして描かれています。彼女の職業は検死官であり、映画ではその専門知識を駆使してジグソウの遺体やゲームに関する詳細を分析する役割を果たしています。

エレノアの興味は単なる好奇心を超えており、ジグソウの仕掛けや哲学に対する執着に近いものとして描かれています。そのため、彼女の言動は周囲の人物から怪しまれることもあります。しかし、彼女の知識と洞察力は、ゲームの真相に迫るうえで重要な役割を果たし、物語の展開に大きな影響を与えています。

映画『ジグソウ:ソウ・レガシー』の犯人は誰?

映画『ジグソウ:ソウ・レガシー』の犯人は、ローガン(キャスト名:マット・パスモア)です。彼はジョン・クレイマー(ジグソウ、キャスト名:トビン・ベル)の遺志を引き継いで新たなゲームを仕掛けています。ローガンの動機は、過去に自身の妻がハロラン刑事(キャスト名:カラム・キース・レニー)の行動によって犠牲になったことへの復讐です。ローガンは、ハロランが凶悪犯を見逃したことが原因で起きた悲劇に深い怒りを抱き、その報復としてゲームを実行しました。

ローガンはまた、ジグソウから直接助けられた経験があり、その思想に強い影響を受けています。彼の行動は、ジョンの哲学に基づいており、罪を犯した者に自らの行いを反省させるための過酷な試練を与えるものでした。このように、ローガンの行動はジグソウの後継者としての側面を持ちながらも、彼自身の個人的な復讐心が動機となっている点が特徴です。

映画『ジグソウ:ソウ・レガシー』のハロラン刑事はレーザーカットで殺された?

映画『ジグソウ:ソウ・レガシー』のクライマックスでは、ハロラン刑事(キャスト名:カラム・キース・レニー)が、ローガン(キャスト名:マット・パスモア)の仕掛けたゲームの一環として、レーザーカッター付きの首輪を装着されます。この首輪は、罪を告白しなければ作動するという恐ろしい装置であり、ハロランは最終的にこの罠により死亡します。レーザーカッターが作動し、ハロランの頭部が切断されるという衝撃的なシーンで、物語は終盤の緊張感をさらに高めます。

この結末は、ローガンが自身の復讐を遂げるために計画したものでした。ハロランは、罪を告白する代わりにローガンを裏切ろうとしますが、その行動が彼の最期を招くこととなります。このシーンでは、ジグソウの罠の残虐性と、ローガンの綿密な計画が観客に強烈な印象を与えます。

ハロランの死は、ローガンの復讐の完成を意味すると同時に、ジグソウの哲学を受け継いだ新たなゲームの恐怖を象徴するものでもあります。このエンディングは、観客に衝撃を与えつつも、ジグソウの遺志がどのように引き継がれたかを物語る重要な要素となっています。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『シネマヴィスタ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『MIHOシネマ』の編集長も兼任しています。

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