この記事では、映画『青鬼(2014)』の結末・ラストをネタバレありで解説し、この映画に関する疑問や謎を分かりやすく考察・解説しています。
映画『青鬼(2014)』の結末・ラスト(ネタバレ)
映画『青鬼(2014)』の結末では、物語の全てがループしていたこと、そして主人公シュン(須賀健太)はすでに死んでいたことが明かされる。
物語の終盤、アンナ(入山杏奈)は唯一生き残り、なんとか洋館から脱出しようとする。しかし、外へ続く扉を開けた瞬間、彼女は再び館の中に戻ってしまう。これは、物語が繰り返されていることを示している。何度も脱出を試みるが、そのたびに館に戻ってしまうため、彼女は絶望する。
さらに、シュンの正体が明かされる。彼は序盤で仲間の卓郎(陳内将)に木で殴られた際にすでに死亡しており、それ以降のシュンは幽霊だったのだ。つまり、彼は死んでいることに気づかず、自分が生きていると錯覚しながら行動していたことになる。
最後のシーンでは、アンナが再び館に閉じ込められ、最初のシーンと同じように物語が始まる。これは**「脱出が不可能な無限ループ」**を意味しており、観客に強い恐怖感を残すラストとなっている。
映画『青鬼(2014)』の考察・解説(ネタバレ)
映画『青鬼(2014)』は意味がわからないと言われる理由は?
映画『青鬼(2014)』が「意味がわからない」と言われる主な理由は、主人公シュン(須賀健太)がいつ死んだのか、または死んでいないのかが分かりにくいことにある。
物語の序盤でシュンは、アンナ(入山杏奈)と別れた後に姿を消すが、実はこの時点で彼は死亡していた。その後、シュンはまるで生きているかのように登場し、他のキャラクターと行動を共にするが、これは実際には幽霊であったことがラストで明かされる。このオチが急すぎるため、観客は「どういうこと?」と混乱してしまう。
また、全体的にストーリーが断片的で、伏線が十分に回収されないまま話が進むため、観客にとって考察が必要なシーンが多く、結末が分かりづらいと感じる要因になっている。ホラー映画としての恐怖演出よりも、謎が多すぎることで「意味不明」と評価されてしまう部分がある。
映画『青鬼(2014)』がひどいと言われる理由は?
『青鬼(2014)』が「ひどい」と評価される理由には、青鬼のビジュアル、ストーリーの薄さ、全体的なクオリティの低さが挙げられる。
まず、青鬼のビジュアルに関しては、原作ゲームの不気味さや恐怖感を再現しきれておらず、CGが安っぽく感じられると批判されている。ホラー映画としての緊迫感が欠け、逆に笑いを誘うようなシーンになってしまっている部分もある。
また、ストーリーが単純すぎる上に、キャラクターの行動や展開に説得力がないため、視聴者は感情移入しづらい。原作ゲームの持つ「謎解き」の要素がほとんどなく、ただの**「逃げる→捕まる→死亡」**の繰り返しになっている点も、低評価の要因となっている。
全体的に、ホラー映画としての怖さよりも、映像や演出の粗さが目立つことから、B級映画を超えて**「C級映画レベルの出来」と酷評されることが多い**。
映画『青鬼(2014)』で主人公シュンの死亡シーンはどこ?
主人公シュン(須賀健太)の死亡シーンは、序盤でアンナ(入山杏奈)と別れた後の場面である。
シュンは、アンナとはぐれた後に、仲間の卓郎(陳内将)と遭遇する。しかし、その直後に卓郎に木の棒で殴られ、意識を失ってしまう。このシーンが彼の死亡の瞬間だったことが、後に明かされる。
しかし、映画の中盤以降もシュンは普通に登場し、アンナたちと共に行動するため、観客は彼がまだ生きていると錯覚する。実際にはこの時点で彼はすでに死亡しており、以降に登場するシュンは「幽霊」だったというオチになっている。このどんでん返しに気づかない視聴者も多く、「どこで死んでいたのか分からない」という混乱を生んでしまった。
映画『青鬼(2014)』に気まずいシーンはある?
『青鬼(2014)』には、家族や恋人と観る際に気まずくなるような性的なシーンはない。
本作はホラー映画であり、ストーリーの中心は「青鬼に追われる恐怖」と「謎の洋館からの脱出」にある。そのため、恋愛要素や性的な描写は一切なく、純粋にホラーとして楽しむことができる内容になっている。
ただし、登場人物同士の人間関係や一部の暴力的なシーンは、視聴者によっては気まずく感じる可能性がある。例えば、主人公シュンが仲間の卓郎に殴られるシーンや、キャラクター同士の裏切りなど、登場人物の行動が理不尽に見える場面もある。
総合的に見て、本作には一般的なホラー映画に見られるような「過度に気まずいシーン」はなく、家族や友人とも視聴しやすい作品であるといえる。
映画『青鬼(2014)』にグロいシーンはある?
『青鬼(2014)』には、グロテスクなシーンがいくつか存在する。特に、青鬼が人間を捕食するシーンは、ホラー映画としてのインパクトが強い。
本作では、キャラクターが青鬼に襲われる場面で、血の描写や食べられる瞬間が映されることがある。特に、以下のキャラクターの死に様がグロテスクなシーンとして挙げられる。
・タケシ(尾関陸):青鬼に襲われ、食べられてしまう。
・ミカ(古畑星夏):逃げ場を失い、青鬼の餌食になる。
・卓郎(陳内将):青鬼に捕まり、凄惨な最期を迎える。
ただし、本作のグロ描写は海外のスプラッター映画ほど直接的ではなく、血の量や映像表現は比較的控えめになっている。とはいえ、ホラー耐性のない人にはショッキングな場面もあるため、そういったシーンが苦手な人は注意が必要である。
みんなの考察・感想