この記事では、映画『インシディアス』のあらすじを簡単に紹介し、結末ラストをネタバレありでわかりやすく解説しています。また、この映画に対する疑問や謎、伏線などについてもわかりやすく考察・解説しています。
映画『インシディアス』の作品情報
引用元:U-NEXT
製作年 | 2010年 |
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上映時間 | 103分 |
ジャンル | ホラー |
監督 | ジェームズ・ワン |
キャスト | パトリック・ウィルソン ローズ・バーン タイ・シンプキンス リン・シェイ |
製作国 | アメリカ |
映画『インシディアス』の作品概要
『インシディアス』は、2010年に公開されたアメリカの超自然的ホラー映画で、ジェームズ・ワンが監督を務めました。映画は、ある家族が超自然的な存在によって脅かされる様子を描きます。異常現象が次々と発生し、家族は心霊研究者の助けを借りて、原因を突き止めようとします。巧妙な演出と緊張感あふれるストーリーテリングが特徴で、視覚的にも心理的にも恐怖を感じさせる作品です。
映画『インシディアス』の簡単なあらすじ
家族が新しい家に引っ越してから、不可解な現象が起こり始めます。息子のダルトンが昏睡状態に陥り、病院でも原因が分からず家に戻されます。しかし、家の中で超常現象が続くため、両親は専門家の助けを借りて、ダルトンの昏睡と家の異常現象の関係を探ります。彼らはやがて、ダルトンの魂が異世界に囚われていることを知り、彼を救うために立ち向かう決意をします。
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映画『インシディアス』の結末ラスト(ネタバレ)
映画のクライマックスでは、霊媒師エリーズとそのチームが家に到着し、ダルトンの昏睡の原因が霊的なものにあることを確認します。エリーズは、ダルトンが夢遊状態で「ザ・ファーザー」と呼ばれる異世界に迷い込み、その中で悪霊に囚われていることを説明します。ダルトンの父親であるジョシュは、エリーズの助けを借りてザ・ファーザーに入り込み、息子を救い出すミッションを遂行することを決意します。
ジョシュはザ・ファーザーで数々の恐怖と対峙しながら、ついにダルトンを見つけ出します。彼らは悪霊たちから逃れながら、現実世界に戻るために奮闘します。ジョシュとダルトンが無事に戻ったかに見えましたが、最後にエリーズはジョシュに違和感を感じます。彼女はジョシュが本当にジョシュ自身であるかを確かめるために写真を撮りますが、その瞬間、ジョシュが実は悪霊の一つに乗っ取られていることが明らかになります。
映画のラストシーンでは、ジョシュがエリーズを攻撃し、彼女が倒れる様子が描かれます。ローリはエリーズの遺体を発見し、ジョシュの変化に気付き始めます。映画は、この衝撃的な展開で幕を閉じ、続編への期待と恐怖を煽る形で終わります。
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映画『インシディアス』の考察・解説(ネタバレ)
映画『インシディアス』でエリーズは死亡する?
映画『インシディアス』で、霊能力者エリーズは最後にジョシュの母親からの依頼で、ジョシュの息子ダルトンを「アストラル次元」から救い出すために活動します。しかし、エリーズはその過程でジョシュの体に取り憑いた霊によって首を絞められ、命を落とします。この衝撃的なシーンは、観客にエリーズの死という悲劇を突きつけると同時に、物語がさらに恐怖へと進んでいくきっかけとなります。エリーズはシリーズを通じて重要なキャラクターであり、彼女の死は『インシディアス』全体のテーマである恐怖と未知の力の存在を強調しています。
映画『インシディアス』シリーズの見る順番は?
『インシディアス』シリーズは、時系列が複雑なため、公開順に見ることをお勧めします。まず、最初に『インシディアス』、次に『インシディアス 第2章』を見ます。これら2作は直接的な続編関係にあり、ジョシュとダルトンの家族の物語を追っています。その後、『インシディアス 序章』と『インシディアス 最後の鍵』を視聴すると、エリーズの過去と彼女の霊能力の発展に焦点を当てた物語が理解しやすくなります。この順番で観ることで、シリーズ全体の展開とキャラクターの背景をより深く理解でき、作品の恐怖が一層増します。
映画『インシディアス』と映画『死霊館』は繋がりがある?
映画『インシディアス』と『死霊館』は、共にジェームズ・ワン監督によって制作されたホラー作品であり、霊能力や悪霊に焦点を当てていますが、物語の設定やキャラクターは繋がっていません。ただし、共通するテーマや演出手法、そしてホラーのトーンは似通っており、ジェームズ・ワンのホラー作品全体に統一感をもたらしています。また、どちらの作品にもリン・シェイ(エリーズ役)やパトリック・ウィルソン(『死霊館』ではエド・ウォーレン役)が出演しているため、視聴者は両作品に類似性を感じることがありますが、それはあくまで演出上のものに留まります。
映画『インシディアス』でエリーズは復活する?
映画『インシディアス』では、エリーズはジョシュの霊に殺害されますが、シリーズを通じて彼女の存在は続きます。特に『インシディアス 第2章』では、彼女が死後の世界から再び登場し、アストラル次元で活動を続ける姿が描かれています。また、『インシディアス 序章』や『インシディアス 最後の鍵』では、彼女の過去の物語が中心となり、彼女がまだ生きていた時代の出来事が描かれます。エリーズの復活は物語上の重要な要素であり、彼女が死んでもなお霊的な存在としてシリーズ全体に影響を与え続けることが、作品の恐怖を一層深めています。
映画『インシディアス』に気まずいシーンはある?
映画『インシディアス』には、観客に「気まずさ」を感じさせるシーンがいくつかあります。特に、ジョシュがエリーズに対して疑念を抱き、彼女の霊能力を試す場面や、エリーズがジョシュに取り憑いた霊を見抜くシーンは、緊張感と不安が高まります。また、ジョシュと彼の家族が、ダルトンが昏睡状態に陥った原因を解明する過程で、お互いの信頼関係が揺らぐ場面も、観客にとって感情的に重いものとなります。これらのシーンは、映画の恐怖だけでなく、家族間の不和や心理的な葛藤をリアルに描写することで、気まずさを醸し出しています。
映画『インシディアス』におけるジョシュの役割
映画『インシディアス』におけるジョシュの役割は、単なる被害者や父親としてだけでなく、物語の中心にある恐怖の一部として機能しています。ジョシュは、幼少期にアストラル次元に出入りする能力を持っていましたが、母親にその記憶を封印されていました。物語が進むにつれ、彼は再びその能力を使い、息子ダルトンを救うためにアストラル次元に入ります。しかし、ジョシュが持つ能力が物語を複雑にし、彼自身が霊に取り憑かれることで、家族を救おうとする努力が逆に家族を危険にさらす結果となります。ジョシュのキャラクターは、物語全体の緊張感を高める重要な役割を担っています。
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映画『インシディアス』の伏線一覧と回収
ダルトンの昏睡状態
伏線
ダルトンが新しい家に引っ越してすぐに昏睡状態に陥り、医者たちがその原因を特定できないという事実が強調されます。また、彼が昏睡状態になる前に、家の屋根裏で何かを見たような描写がされています。
回収
映画の中盤で、霊媒師エリーズがダルトンの昏睡状態の原因を説明します。ダルトンは夢遊状態で異世界「ザ・ファーザー」に迷い込み、その中で悪霊に囚われていたのです。これが彼の昏睡状態の真の原因でした。
ジョシュの幼少期の記憶
伏線
映画の序盤で、ジョシュの母親が彼の幼少期について言及し、彼が以前にも奇妙な出来事を経験していたことがほのめかされます。また、家族写真に写る不気味な影が示されます。
回収
後半で、エリーズがジョシュの幼少期にも同様の霊的な問題があったことを明かします。ジョシュは幼い頃から「ザ・ファーザー」に入り込む能力を持っており、それがダルトンにも遺伝していたのです。家族写真の影はジョシュに取り憑こうとした霊の存在を示していました。
奇妙な音と現象
伏線
映画の最初から家の中で奇妙な音や現象が頻繁に発生します。例えば、赤ん坊のモニターから聞こえる不気味な声や、自動的に動く家具などが描かれます。
回収
これらの現象は、家に取り憑いている霊的存在が原因であることが後に明らかになります。特に、悪霊たちはダルトンの体を乗っ取ろうとしており、そのために家族を脅かし、混乱させていたのです。
エリーズの写真撮影
伏線
エリーズがジョシュの写真を撮る際、彼に何か違和感を感じている様子が描かれます。また、彼女が写真を使って霊の存在を確認する手法を持っていることが示されています。
回収
映画の終盤で、エリーズが再びジョシュの写真を撮った際、彼が悪霊に取り憑かれていることが判明します。ジョシュは実際には悪霊の一つに乗っ取られており、エリーズがその真実を見抜いた瞬間に彼女を攻撃します。これにより、映画は衝撃的な結末を迎えます。
ザ・ファーザーの描写
伏線
映画の中盤で、エリーズがザ・ファーザーについて説明し、ダルトンがその異世界に囚われていることを示唆します。また、ジョシュがその世界に入る準備をするシーンも描かれます。
回収
ジョシュが実際にザ・ファーザーに入り込み、ダルトンを救い出すシーンで、この伏線が回収されます。ザ・ファーザーは恐ろしい異世界として描かれ、ジョシュはそこで多くの悪霊と対峙し、息子を救うために戦います。このシーンは映画のクライマックスとなり、観客に強烈な印象を与えます。
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