映画『バード・ボックス』のネタバレ・あらすじ・考察・解説

映画のネタバレ・あらすじ

この記事では、映画『バード・ボックス』のあらすじを簡単に紹介し、結末ラストをネタバレありでわかりやすく解説しています。また、この映画に対する疑問や謎、伏線などについてもわかりやすく考察・解説しています。

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映画『バード・ボックス』の作品情報


引用元:Netflix

製作年 2018年
上映時間 124分
ジャンル ホラー
ドラマ
監督 スサンネ・ビア
キャスト サンドラ・ブロック
トレヴァンテ・ローズ
ジャッキー・ウィーヴァー
ローサ・サラザール
製作国 アメリカ

映画『バード・ボックス』の作品概要

『バード・ボックス』は、2018年に公開されたポストアポカリプス映画で、ジョシュ・マラーマンの小説を原作としています。人々が「何か」を見ることで死に至るという謎の現象が世界中で発生し、生存者たちは目を閉じるか、目隠しをして生き延びるしかありません。サンドラ・ブロック演じる主人公マロリーが、2人の子供を連れて安全な場所を目指す姿を描いており、サスペンスとサバイバル要素が強調された作品です。

映画『バード・ボックス』の簡単なあらすじ

映画『バード・ボックス』のあらすじを簡単に紹介しています。どんな話なのか参考にしてみてください。

突然の世界的な災害により、見ただけで自殺してしまう現象が発生し、生き残ったわずかな人々は視覚を遮断して生き延びなければなりません。主人公マロリーは、2人の子供を連れて、安全な避難所を目指して、危険な旅に出ます。目隠しをしながら川を下り、厳しい環境の中で生き延びるための試練が続きます。
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映画『バード・ボックス』の結末ラスト(ネタバレ)

映画『バード・ボックス』の結末ラストをネタバレありでわかりやすく解説しています。この先、ネタバレが書かれているためご注意ください。

マロリーと2人の子供たちは、川下りの旅の末、ようやく目指していた場所にたどり着きます。その場所は、視覚障害者たちが安全に生活している避難所で、彼らは「見えない」という特性を生かして、この未知の脅威から守られていました。避難所内では、外の危険な世界とは対照的に平穏な日常が営まれており、マロリーは子供たちに対してこれまで使っていた「ボーイ」「ガール」という呼び方をやめ、彼らに本来の名前を与えます。これは彼女が母親としての責任を改めて自覚し、彼らを守り抜いたことで得た心の平安を象徴しています。

避難所での生活が始まり、マロリーは子供たちをしっかりと抱きしめ、彼らの未来に希望を見出します。外の世界は依然として危険で、不安要素が残る中でも、避難所での新たな生活は、彼らにとって希望の光となります。映画のラストシーンでは、マロリーがその避難所の中で、かつての家族を失い、絶望に打ちひしがれていた彼女が、今度は子供たちと共に新しい絆を築き、前向きに生きていく決意を表現しています。

この結末は、絶望的な状況の中でも、親子の絆や生き延びるための強さが最終的に勝利する姿を描いており、観客に希望と再生のテーマを強く訴えかけます。
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映画『バード・ボックス』の考察・解説(ネタバレ)

映画『バード・ボックス』に対する疑問や謎をわかりやすく考察・解説しています。この先、ネタバレが書かれているためご注意ください。

随時更新予定
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映画『バード・ボックス』の伏線一覧と回収

映画『バード・ボックス』の主要な伏線一覧とその回収についてわかりやすく考察・解説しています。この先、ネタバレが書かれているためご注意ください。

マロリーの絵画と感情の抑制

伏線

映画の冒頭で、マロリーが描いている絵画は、人々がそれぞれ隔絶され、互いに感情を交わしていない姿を描いています。これは、彼女自身が感情を抑制し、他人との関係を築くことに対して心を閉ざしていることを象徴しています。

回収

物語が進行する中で、マロリーは徐々に他人との関わりを持つようになり、特に子供たちに対して母性を発揮するようになります。最後に彼女が子供たちに名前を与える場面は、彼女が感情を開き、絆を受け入れる準備が整ったことを示しています。

鳥の存在

伏線

鳥は劇中で重要な役割を果たし、鳥かごに入れられた鳥たちは周囲の脅威を感知する役割を果たします。これらの鳥は、希望と生命の象徴として物語に登場します。

回収

鳥はマロリーたちが無事に避難所にたどり着くまでの道中で警戒の役割を果たし、最終的に安全な場所に到達したことを知らせる重要な存在として機能します。鳥が最後に自由に飛ぶ場面は、マロリーたちが新たな生活を始める希望を象徴しています。

マロリーとシスターの対比

伏線

マロリーが妹との会話で、妹が現実を直視せずに逃避する姿勢を批判する場面があります。マロリーは常に現実的で、感情に流されない人物として描かれています。

回収

物語が進むにつれて、マロリーは現実を受け入れるだけでなく、感情や人間関係の重要性にも気づき始めます。最後には、妹が感じていた「希望」の価値を理解し、子供たちと共に新しい生活に向けて歩み始めます。

視覚に頼らない生活

伏線

マロリーたちは、視覚に頼らずに行動することで「見えない存在」に襲われるリスクを避けることを学びます。彼らは目を覆い、聴覚や触覚に頼って生き抜く方法を模索します。

回収

最終的に彼らがたどり着く避難所は、視覚障害者によって運営されており、彼らの生き方が逆に安全をもたらしているという逆説的な状況が描かれます。視覚に頼らないことで、マロリーたちは安全と新たな生活の希望を手に入れます。

ボーイとガールの呼び名

伏線

マロリーは物語の大半で子供たちを「ボーイ」と「ガール」と呼び、彼らに名前を与えようとしません。これは、彼女が感情を抑え込み、子供たちを感情的に遠ざけようとする姿勢を表しています。

回収

物語の終盤、マロリーは子供たちにそれぞれの名前を与え、彼らを受け入れる姿勢を示します。これにより、彼女が自らの感情に向き合い、母親としての責任を受け入れる決意を表すことになります。

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