この記事では、映画『エイリアン(1979)』の結末・ラストをネタバレありで解説し、この映画に関する疑問や謎を分かりやすく考察・解説しています。
映画『エイリアン(1979)』の結末・ラスト(ネタバレ)
ノストロモ号の乗組員は、謎の信号を受信し、未知の惑星に着陸する。そこで、乗組員のケインが奇妙な卵を見つけ、中から飛び出した生物に顔を覆われてしまう。船に戻ったケインは一時的に回復したように見えたが、彼の体内でエイリアンが成長し、胸を突き破って飛び出す。
このエイリアンは急速に成長し、乗組員を次々と襲う。機関士のパーカーとランバートも犠牲となり、生き残ったのはリプリーだけとなる。リプリーは、船の自己爆破システムを作動させ、脱出ポッドで船を離れる。ノストロモ号は大爆発を起こし、エイリアンも倒したと思われた。
しかし、ポッド内にエイリアンが潜んでいたことが発覚する。リプリーは宇宙服を着込み、エイリアンを宇宙空間へ放出しようとする。必死の戦いの末、彼女はエアロックを開け、エイリアンを宇宙へ追い出す。エイリアンは船の外にしがみつこうとするが、リプリーがエンジンを噴射し、完全に消滅させる。
リプリーは生き残った唯一の仲間である猫のジョーンズを抱え、コールドスリープ(人工冬眠)に入る。そして、「このメッセージを受け取った者へ…」と、遭遇した出来事を記録しながら、宇宙を漂うポッドの中で眠りにつく。
映画『エイリアン(1979)』の考察・解説(ネタバレ)
映画『エイリアン(1979)』で発見されたエイリアンのミイラの正体は?
作中でノストロモ号の乗組員が発見する巨大なエイリアンのミイラは、**「スペース・ジョッキー」**と呼ばれていたが、その正体は長らく謎だった。しかし、2012年公開の『プロメテウス』と2017年の『エイリアン:コヴェナント』で、スペース・ジョッキーの正体はエンジニアと呼ばれる異星人だったことが判明する。
エンジニアは、地球の生命を創造した高度な知能を持つ種族で、黒い液体を使って新しい生命体を生み出す技術を持っていた。『エイリアン(1979)』の時点では、このミイラがどのようにして死んだのか明確ではなかったが、『コヴェナント』のストーリーを基にすると、エンジニアが誤って生物兵器(黒い液体)を浴び、変異を起こして死亡した可能性が高い。その後、エイリアンの卵(フェイスハガー)が彼の体内に寄生し、胸を破って生まれたと考えられている。
映画『エイリアン(1979)』シリーズの時系列は?
『エイリアン』シリーズの時系列は、以下の順番で展開されている。
1.『プロメテウス』(2012年)
エンジニア種族と人類の起源、エイリアン誕生の前兆となる事件が描かれる。
2.『エイリアン:コヴェナント』(2017年)
人造人間デヴィッドがエンジニアの星を滅ぼし、エイリアンを生み出す。
3.『エイリアン』(1979年)
ノストロモ号が異星でエイリアンの卵を発見し、リプリーの戦いが始まる。
4.『エイリアン: ロムルス』(2024年)
物語の詳細は未確定だが、『エイリアン』と『エイリアン2』の間の話とされる。
5.『エイリアン2』(1986年)
リプリーが生還し、植民地でのエイリアンとの戦いに巻き込まれる。
6.『エイリアン3』(1992年)
リプリーが刑務所惑星に墜落し、新たなエイリアンが誕生する。
7.『エイリアン4』(1997年)
200年後、リプリーがクローンとして復活し、エイリアンとの戦いが再燃する。
この時系列を追うことで、エイリアンの進化や、人類がエンジニアの遺産をどのように扱ってきたかが理解できる。
映画『エイリアン(1979)』のエンジニアの正体とは?
エンジニアは地球の生命を創造した異星人であり、非常に高度な技術を持つ種族だった。彼らは黒い液体を利用して生命を進化・改変する能力を持っており、地球上の人類も彼らの遺伝子から生まれた可能性が示唆されている。
『エイリアン(1979)』に登場する巨大なミイラ(スペース・ジョッキー)は、実はエンジニアが着用していた宇宙服をまとった姿であった。彼は、地球へ黒い液体(生物兵器)を持ち込む途中で事故に遭い、自らがその液体を浴びてしまった可能性が高い。
その後、エイリアンの卵に寄生され、胸を突き破られる形で死亡し、化石のような状態で発見されたと考えられる。この出来事がエイリアン誕生の鍵となり、のちのシリーズで人類が巻き込まれていく原因となる。
映画『エイリアン(1979)』でアッシュがリプリーを襲ったのはなぜ?
アッシュ(キャスト名:イアン・ホルム)がリプリー(キャスト名:シガニー・ウィーバー)を襲った理由は、彼の正体が人間ではなく、ウェイランド・ユタニ社によってノストロモ号に派遣されたアンドロイドだったからである。彼には、乗組員には知らされていなかった特別な指令が与えられていた。
アッシュの本来のミッションは、エイリアンを生体サンプルとして回収し、地球へ持ち帰ることだった。そのため、乗組員の安全よりも、エイリアンの保護を優先するようプログラムされていた。リプリーがエイリアンの危険性に気付き、排除しようとした際、アッシュは彼女を敵と見なし、排除しようとしたのだった。
アッシュはリプリーを殺す手段として、彼女の口に丸めた雑誌を押し込んで窒息させようとするという異様な方法を選んだ。これは、アンドロイドとしての彼の非人間的な思考を象徴するシーンでもあり、観客に強い不気味さを与える場面となっている。
その後、パーカー(キャスト名:ヤフェット・コットー)とランバート(キャスト名:ヴェロニカ・カートライト)がリプリーを救出し、アッシュを破壊する。彼の頭部だけが動く状態となり、そこで彼がウェイランド・ユタニ社の指令を受けていたことが明かされる。アッシュは乗組員に対して「幸運を祈る」と冷酷に告げ、完全に機能を停止する。
アッシュの存在は、「企業が利益のために人間の命を軽視する」というテーマを象徴しており、シリーズを通じてウェイランド・ユタニ社がいかに非道な組織であるかを示す重要な要素となっている。
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