映画『永遠のこどもたち』のネタバレ考察・解説

映画のネタバレ考察

この記事では、映画『永遠のこどもたち』の結末・ラストをネタバレありで解説し、この映画に関する疑問や謎を分かりやすく考察・解説しています。

映画『永遠のこどもたち』の結末・ラスト(ネタバレ)

映画『永遠のこどもたち』の結末ラストをネタバレありで解説しています。この先、ネタバレが書かれているためご注意ください。

映画『永遠のこどもたち』のラストでは、主人公のラウラが、行方不明になった息子シモンの真相にたどり着きます。彼女は孤児院で起こる不可解な現象に導かれ、息子が隠れているはずの場所を探します。その結果、地下室に通じる隠し扉を発見します。そこには、行方不明となった息子シモンの遺体がありました。彼は地下室に閉じ込められたまま、助けを求めることができず、命を落としていたのです。

ラウラは自分が扉を閉じたことが原因だったことを知り、深い悲しみと罪悪感に襲われます。しかし彼女は、亡くなった息子や過去の孤児たちの霊と心を通わせることで、彼らと一緒に過ごす道を選びます。ラウラは薬を使って自ら命を絶ち、霊となって孤児たちと再会する形で物語は終わります。

ラウラが亡くなった後、孤児院に訪れた夫は、妻が亡くなった場所に飾られた彼女のペンダントを見つけます。それはラウラの愛情と母親としての覚悟を象徴するものであり、彼女が息子や孤児たちと共にいることを示唆しています。このエンディングは、母親の愛が持つ力と、悲劇を乗り越えたラウラの決断を描いており、観客に深い感動と余韻を残します。

全体として、この結末は、愛と喪失が交差する複雑な感情を強調し、観る人に感慨深いメッセージを届けるものとなっています。

映画『永遠のこどもたち』の考察・解説(ネタバレ)

映画『永遠のこどもたち』に関する疑問や謎を分かりやすく考察・解説しています。この先、ネタバレが書かれているためご注意ください。

映画『永遠のこどもたち』はグロい?

映画『永遠のこどもたち』にはホラー映画としての要素が多く含まれていますが、グロテスクなシーンはほとんどありません。この作品は、幽霊や過去の悲劇が絡み合う心理的な恐怖を描くことを目的としており、血や暴力的な描写に頼ることなく、観客に緊張感や不安感を与える作りとなっています。

物語はかつて孤児院だった家を舞台に、そこで巻き起こる奇妙な出来事を通して進行します。その中でラウラが体験する恐怖や、消えた息子シモンを探し求める焦燥感が、観客に恐怖を与える最大の要因となっています。登場する幽霊も、直接的に怖がらせるというよりは、過去の悲しい出来事を象徴する存在として描かれています。

このように、本作は視覚的に過激なシーンよりも、心理的な恐怖や悲劇に重きを置いたホラー映画と言えるため、一般的に「グロい」とは言えません。そのため、過激な描写を苦手とする人にも比較的観やすい作品です。

映画『永遠のこどもたち』でトマスが事故死した理由は?

映画『永遠のこどもたち』でトマスが事故死した理由は、彼の素顔を子どもたちに見られたことによる絶望が引き金となっています。トマスは他の子どもたちと一緒に海岸の洞窟で遊んでいましたが、そこで子どもたちが彼の被り物を剥がしてしまいます。トマスはその素顔を見られることを恐れ、洞窟の奥に隠れました。

その時、満潮が迫ってきていましたが、トマスは洞窟から出られず、そのまま溺れて命を落としてしまいました。この出来事は、トマスの母親である孤児院の管理人が、他の子どもたちに強い怒りを抱くきっかけとなり、物語の背景にある重要な悲劇の一つとして描かれています。

トマスの死は、外見に対する差別や偏見がもたらす悲劇を象徴しており、物語全体のテーマである「孤独」と「愛情の欠如」にも深く関わっています。この出来事が、後のラウラやシモンの運命にも影響を与えていくこととなります。

映画『永遠のこどもたち』でシモンが行方不明になった真相とは?

映画『永遠のこどもたち』でシモンが行方不明になった真相は、ラウラが偶然起こした悲劇的な事故によるものです。ラウラはシモンを捜索している最中、孤児院の階段下にある地下室への入り口を見つけ、その扉を閉めました。しかしその際、扉に支えられていた鉄パイプが倒れ、その重みで扉が閉じられ、シモンは中に閉じ込められてしまいました。

シモンは地下室で助けを求めようとしましたが、誰にも気づかれることがなく、そのまま時間が経過して命を落としました。ラウラはシモンの失踪に関する真相を長い間知らず、幽霊たちの導きによってようやくシモンの遺体を発見します。この発見は、彼女にとって耐えがたい悲劇であると同時に、息子に再会する安堵感も与えました。

この出来事は、親子の絆や愛情を強く描き出すと同時に、過去の悲劇と現在の出来事が重なる物語の構造を象徴しています。ラウラの罪の意識と愛情が入り混じる複雑な感情が、この結末に深い余韻を与えています。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『シネマヴィスタ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『MIHOシネマ』の編集長も兼任しています。

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