映画『惑星ラブソング』の作品概要。ファンタジー要素を用いた、新しい平和の物語!

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終戦80年を迎える2025年初夏、広島に活動拠点を置く映画監督・時川英之が手がけた新しい平和の物語『惑星ラブソング』が公開される。ファンタジーの要素を組み込んで、平和というテーマにアプローチした意欲的な作品である。

映画『惑星ラブソング』の作品情報

タイトル 惑星ラブソング
製作年 2024年
日本公開日 2025年初夏予定
ジャンル 青春
ファンタジー
SF
監督 時川英之
脚本 時川英之
プロデューサー 時川英之
横山雄二
キャスト 曽田陵介
秋田汐梨
八嶋智人
チェイス・ジーグラー
製作国 日本
配給 ラビットハウス

映画『惑星ラブソング』の作品概要

終戦80年を迎える2025年初夏に公開される映画『惑星ラブソング』は、広島に活動拠点を置く時川英之が監督・脚本を手がけた作品である。
主演は本作が映画初主演となる若手俳優の曽田陵介、ヒロイン役は映画やドラマ・舞台で活躍する秋田汐梨。脇を固めるのは、俳優で音楽プロデューサーとしても活躍するチェイス・ジーグラー、幅広い演技に定評のある八嶋智人ら。

「平和をテーマにした映画というと、どうしても教育的だったり説教臭くなったりすることが多いが、本作はそこにファンタジーという要素を組み込んで新しいアプローチに挑戦した」という時川監督の思いに応え、主演の曽田も「今回は平和がテーマということで、モッチ(曽田の役名)を通して何か少しでも伝わるものがあれば」と、本作を見る観客に向けたメッセージを発信している。

広島を舞台にアメリカ人観光客と広島に住む若者が出会い、過去と現在が交差する中、共に未来を見つめる。そんな不思議な物語を紡いだ本作は世界に発信すべく、11月に開催される広島国際映画祭での上映も決定した。終戦80年という節目の年に公開される、注目作である。

映画『惑星ラブソング』のあらすじ

ある日、広島の若者モッチとアヤカは、謎めいたアメリカ人旅行者、ジョンに出会い、広島の街を案内することになる。ジョンには不思議な力があり、広島の街に何かを見つけていく。一方、小学校で広島の歴史を聞いて怖くなった少年ユウヤは不思議な夢を見る。夢の中の少女はユウヤを戦前の広島へと案内する。

広島の街に起こる不思議な物語が交錯し、やがて一つの大きな渦になる。広島の過去と現代が交錯し、現実と幻が融合し始める。やがて街の人々は未だ体験したことのないある出来事に遭遇し、忘れていたあの平和の歌が街に響く。

広島から放つ、愛と平和のファンタジー。

映画『惑星ラブソング』のコメント

広島には世界の誰もが知っている壮絶な歴史があります。だからこそ、この土地には沢山の愛があると思います。
それは、過去を忘れないようにしようとするこの街の人々の気持ちや、静かな平和への祈りが、平和公園はもちろん、街のいたるところに、一見気づかないところや、人々の生活の中にあります。今では多くの外国人旅行者が広島を訪れ、大きな賑わいのあるこの街を見て何かを感じてくれています。広島平和記念資料館に多くの旅行者が列をなすのは、この街が今起きている戦争と無関係ではないからだと思います。戦後80年という大きな節目に今の広島の平和について映画で描いてみたいと思いました。

しかし、平和をテーマにした映画というのは、どうしても教育的になったり、説教臭くなることがあります。
それでは作品は見てもらえないので、もっと多くの人々に伝わるように、映画ならではの<物語>という手法で、ファンタジーの要素を組み込んで作りたいと思いました。今の広島の街を反映した不思議な話が交錯する平和の物語です。

映画だからこそ、現在と過去、夢と幻が融合し、忘れていた感情が溢れ出し、宇宙からこの街を見つめることができます。
戦争を体験した人たちの、その後を継ぐ世代として、新しい時代に広島だからこそできる物語を世界へ発していきたいと思います。 時川英之 / 監督・脚本・プロデューサー

広島の尾道を舞台に「時をかける少女」や「転校生」といった 数々の名作を作り上げた故・大林宣彦監督の言葉が好きだ。 映画とは『嘘から出た実(まこと)』 そんな作品を、今の広島で作りたいと思った。「青春映画」だけど「ファンタジー」そして「SF 映画」の 要素まで散りばめた「幸せ」にまつわる幕の内弁当のような作品。

映画という作り話が、いつの間にか現実になり、 時をかけて未来へバトンを渡す。そんな映画を広島に住む自分自身が観たいと思った。 笑って、泣いて、劇場を出るとき、ちょっとだけ背筋が伸びている。『惑星ラブソング』は、これまでにない間違いなく新しい映画です。 横山雄二 / プロデューサー

僕が演じるモッチという役は、まだ自分の殻を破れず、将来に焦りを感じている中、様々な出会いがあり成長していきます。
大学生役ということもあり、僕自身広島で学生時代を過ごしたのでどこか懐かしさを感じながら撮影期間を過ごしていました。

そして今回は平和がテーマということでモッチを通して皆様に何か少しでも伝わるものがあれば嬉しいです。
お楽しみに。 曽田陵介 / モッチ役(主人公)

私が演じたアヤカは、怖いもの知らずでやりたいと思ったことにはとことん突き進む元気な女の子です!
私自身初めての英語・広島弁のセリフにも挑戦しました。歴史の授業などでしか学んでこなかった原爆について撮影を通して深く知り、平和について考えるきっかけになったとても貴重な撮影期間でした。 秋田汐梨 / アヤカ役

この映画はファンタジーです。平和を願い、模索するファンタジーです。
でもそこには、広島という土地の記憶が事実として含まれています。
だから語り継ぐ神話だと思って劇場から自分の世界に持ち帰って下さい。
劇場で待っています。 八嶋智人 / UFO 博士役

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『シネマヴィスタ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『MIHOシネマ』の編集長も兼任しています。

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