映画『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』のネタバレ考察・解説

映画のネタバレ考察

この記事では、映画『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』の結末・ラストをネタバレありで解説し、この映画に関する疑問や謎を分かりやすく考察・解説しています。

映画『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』の結末・ラスト(ネタバレ)

映画『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』の結末ラストをネタバレありで解説しています。この先、ネタバレが書かれているためご注意ください。

映画『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』の結末では、人類が再びエイリアンの大規模な侵攻を退ける姿が描かれます。20年前の最初の侵攻から地球はエイリアンの技術を活用し、防衛システムや宇宙艦隊を開発してきました。しかし、今度の侵攻は前回をはるかに上回る規模で行われます。物語の中盤、地球の月基地が巨大な母船の襲撃を受け、多くの犠牲を出しながら物語はクライマックスに向かいます。

ラストでは、主人公ジェイクやディランたちが率いる宇宙艦隊がエイリアンの母船に突撃し、敵の女王を直接攻撃するという危険な作戦を決行します。エイリアンの母船は、地球の核を吸い取って惑星全体を破壊しようとしており、この作戦が成功するかどうかが人類の生存を左右する状況となります。ジェイクたちは女王をおびき出し、地球防衛軍のすべての力を結集して撃破します。

女王が倒されたことで母船のシステムが崩壊し、エイリアン軍は撤退を余儀なくされます。地球は再び救われましたが、被害は甚大で、多くの犠牲者が出たことが示唆されます。それでも、地球人たちは勝利を祝うとともに、新たな戦いに備える決意を示します。

物語の最後では、エイリアン技術をさらに発展させ、宇宙への進出を加速させる計画が語られます。登場人物たちは、「エイリアンに対する反撃を宇宙規模で行う時が来た」と未来への希望を抱き、物語は終わります。この結末は、続編が作られる可能性を強く示唆していますが、2024年現在では続編製作の発表はされていません。

この結末は、人類の進化と団結の力を強調し、壮大な宇宙規模の戦いへの可能性を残しながらも、前作ほどの感動を呼び起こすものではないという評価もあります。映画全体を通じてスケールの大きさが目立つ一方で、キャラクターの深みやドラマ性が不足していると感じる観客もいるようです。

映画『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』の考察・解説(ネタバレ)

映画『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』に関する疑問や謎を分かりやすく考察・解説しています。この先、ネタバレが書かれているためご注意ください。

映画『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』はひどいストーリー?

映画『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』は、前作のファンや観客から批判を受けることが多い作品です。その理由の一つは、前作の主人公であり、多くのファンから愛されたヒラー大尉(ウィル・スミス)が登場しないことです。物語では、ヒラーが2007年にエイリアン技術を使用した戦闘機のテスト中に事故死したとされています。この設定変更は、ウィル・スミスが出演しなかった理由を補足するためのものですが、前作のファンにとっては不満の残るものでした。

さらに、物語全体が新しいキャラクターや設定に焦点を当てる一方で、脚本には粗が目立つとの指摘があります。例えば、中国市場を意識したのか、中国人キャラクターを登場させたものの、その役割が物語に深く関与しているわけではなく、意味が薄いと感じられる部分が批判されています。また、前作のようなスリルや感動的な人間ドラマが減少し、エイリアンとの戦闘シーンが中心となっている点も「心がない」と感じる要因となっています。

こうした問題点が重なり、続編としての期待を裏切ったとする声が多く、「ひどいストーリー」と評価されることがある作品となっています。

映画『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』にウィル・スミスは出てくる?

映画『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』にウィル・スミスは出演していません。前作でウィル・スミスが演じたヒラー大尉は、1996年公開の『インデペンデンス・デイ』において人類を救う英雄的な役割を果たした主要キャラクターでした。しかし、本作では彼が物語の冒頭部分で既に死亡している設定となっています。

物語の背景として、ヒラー大尉は2007年にエイリアン技術を用いたハイブリッド戦闘機のテスト飛行中に事故死したことが公式サイトで説明されています。この設定は映画本編でも簡潔に触れられていますが、前作で強い印象を残した彼の存在感を埋めるには至らず、多くの観客にとっては残念なものとなりました。

ウィル・スミスが出演しなかった理由は、他作品への出演スケジュールやギャラ交渉の問題があったとされています。彼の不在により、本作では新しいキャラクターたちが中心となって物語が展開されますが、前作のファンにとってヒラー大尉の不在は大きな欠落と感じられています。

映画『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』の続編は?

映画『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』の続編について、2024年現在では製作の公式発表はされていません。しかし、監督のローランド・エメリッヒは続編製作に意欲的であると過去のインタビューで語っています。本作のラストでは、新たなエイリアンとの戦争が示唆される終わり方となっており、続編の可能性を示唆する要素がいくつか含まれています。

ただし、『リサージェンス』が公開された際、興行収入や批評家からの評価は前作ほど高いものではありませんでした。この結果、続編製作が難航しているのではないかと推測されています。また、観客からの評価が分かれたことも、次回作に影響を与えている可能性があります。

ファンの間では、続編に期待する声もある一方で、製作が行われないままになるのではないかという意見もあります。もし続編が実現すれば、エイリアンとの新たな戦いが描かれ、さらなるスケールの広がりが期待されますが、今後の進展は不明です。

映画『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』のジェイクについて

映画『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』の主人公の一人であるジェイクは、リアム・ヘムズワースが演じています。ジェイクは地球宇宙防衛軍(ESD)のパイロットであり、過去の行動によって一時的に左遷されていましたが、エイリアンの再侵攻という未曾有の危機に直面し、重要な役割を果たすことになります。

ジェイクは前作のヒラー大尉とは異なるタイプのキャラクターであり、少し反抗的で型破りな性格を持っています。彼は過去の失敗の影響で上官や同僚と対立することもありましたが、物語が進む中でその能力やリーダーシップが認められていきます。また、ジェイクはヒラー大尉の息子ディランとも関係があり、かつての行動によって彼との間に緊張感が生じています。

物語では、ジェイクが自身の失敗や葛藤を乗り越え、仲間と協力してエイリアンの巨大母船に立ち向かう姿が描かれます。彼は仲間の命を守るために自ら危険なミッションに挑むなど、成長したリーダーとしての一面を見せます。リアム・ヘムズワースの演技は、このキャラクターにエネルギーと魅力を与え、物語を引き立てています。

ジェイクは新世代のキャラクターとして、前作の主人公たちからバトンを受け継ぐ役割を担っていますが、前作の強烈な印象を持つキャラクターたちと比べると、若干の物足りなさを感じる観客もいるかもしれません。それでも、彼の物語は次世代のリーダー像を描く試みとして評価されています。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『シネマヴィスタ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『MIHOシネマ』の編集長も兼任しています。

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