映画『骨なし灯籠』のあらすじ・作品概要。熊本県山鹿市が舞台の感動作が名古屋の2劇場で凱旋上映！

名古屋出身の木庭撫子監督が、第二の故郷・熊本県山鹿市を舞台に命の美しさを描いた感動作『骨なし灯籠』が、国内外の映画祭で称賛を浴び、10月18日(金)ついに名古屋の2劇場で凱旋上映。山鹿市の美しい自然と繊細な心理描写で、「いのち」の尊さを問いかける珠玉の物語をぜひスクリーンでご堪能ください。

映画『骨なし灯籠』の作品情報

Ⓒ熊本やまが映画プロジェクト

映画『骨なし灯籠』の作品概要

故郷・名古屋に錦を飾る、木庭撫子監督の感動作『骨なし灯籠』。名古屋出身の木庭監督が、第二の故郷・熊本県山鹿市を舞台に紡いだ、命の美しさと尊さを描く珠玉の物語が、ついに10月18日(金)、ミッドランドスクエア シネマとミッドランドシネマ名古屋空港にてスクリーンに甦ります。

『骨なし灯籠』は、「あいち国際女性映画祭2023」での上映を皮切りに、海外の映画祭でも称賛され、熊本では大ヒットロングラン、神戸のシネコンでの上映など、その感動は日本中を席巻してきました。そして今、木庭監督の原点である名古屋で、この感動の物語が開花するのです。

山鹿市の美しい自然と、登場人物たちの繊細な心の機微を見事に描き出す木庭監督。『骨なし灯籠』が放つ優しく力強い光は、観る者の心に「いのち」の尊さを問いかけてきます。

10月18日(金)より、ミッドランドスクエア シネマとミッドランドシネマ名古屋空港にて、この感動体験があなたを待っています。木庭監督の故郷・名古屋で、『骨なし灯籠』が紡ぐ「いのち」の物語に浸ってみませんか？心揺さぶる感動が、きっとあなたの魂に響くはずです。

映画『骨なし灯籠』の予告動画

映画『骨なし灯籠』のあらすじ（ネタバレなし）

Ⓒ熊本やまが映画プロジェクト

亡き妻の骨壺を抱え、死に場所を探し、彷徨う男がいた。
古き時代の佇まいを残す、熊本豊前街道の温泉町「山鹿（やまが）」で、男は祭りのポスターに描かれた「灯籠娘」に、妻・ゆかりの面影を見る。
元・美術教師の男・市井祐介（49）は、灯籠師見習い・直樹（30）に誘われるまま働き始めるが、一年が経ち、妻の三回忌を迎えても、深い喪失と孤独は拭えない。

町を出ようと決めた、祭りの日。
突然、ゆかりの双子の妹だという、あかりが現れる。
「あなたにお願いがあって」

千人灯籠を踊るために、スペインからやってきたというあかり。
彼女の目的とは―――。

映画『骨なし灯籠』のコメント

人は、ひとりでは生きられません。

「世捨て人」と自称する人も、ひきこもりの人も、他者との関わりを一切、捨てることはできません。
生きることに興味がなくとも、死んだも同然、であっても、日々の生活は続きます。
不意に訪ねてくる人もあれば、隣人にごみ捨てを注意されたり、すれ違いざまに、「おはよう」と笑顔を向けられたり。

見出すための「きっかけ」「力」「原動力」は、自分ではないほかの誰かから得られるもの。
いまそこにある何気ない風景によって、育まれるものではないでしょうか。

映画『骨なし灯籠』のテーマは、「共生」です。
「他者との会話」「環境との共存」を問う映画です。

ほんとうはどう生きたいか、ほんとうの自分は何か。
明確な答えはでなくとも、きのうとは少し違った明日を迎える―――

この映画を観終わったとき、あなたの心に、小さくとも温かい「灯（ひ）」が、灯（とも）ることを願います。 木庭撫子（脚本・監督）