この記事では、映画『見えない目撃者(2019)』の結末・ラストをネタバレありで解説し、この映画に関する疑問や謎を分かりやすく考察・解説しています。
- 映画『見えない目撃者(2019)』の結末・ラスト(ネタバレ)
- 映画『見えない目撃者(2019)』の考察・解説(ネタバレ)
- 映画『見えない目撃者(2019)』のツッコミどころとは?
- 映画『見えない目撃者(2019)』の日下部の死亡シーンについて
- 映画『見えない目撃者(2019)』に気まずいシーンはあるか?
- 映画『見えない目撃者(2019)』の犯人とはどんな人物か?
- 映画『見えない目撃者(2019)』は実話を基にした作品?
- 映画『見えない目撃者(2019)』の主人公のイライラする行動とは?
- 映画『見えない目撃者(2019)』で、頭部を切り割られた吉野の死亡シーンについて
- 映画『見えない目撃者(2019)』で、なつめは木村の死亡に気付いていた?
- 映画『見えない目撃者(2019)』で殺された刑事は誰?
- 映画『見えない目撃者(2019)』は、なぜ「ありえない」と言われるのか?
- 映画『見えない目撃者(2019)』で盲導犬パルは生きてる?
- 映画『見えない目撃者(2019)』は死ぬ人の伏線(死亡フラグ)がわかりやすい?
- 映画『見えない目撃者(2019)』はグロさのある作品なのか?
映画『見えない目撃者(2019)』の結末・ラスト(ネタバレ)
映画『見えない目撃者(2019)』の結末では、盲目の元警察官であるなつめが、犯人を追い詰めるシーンが描かれます。物語の終盤、なつめは連続誘拐事件の犯人の正体に気づき、彼女自身もその標的となってしまいます。犯人は若い女性たちを次々と誘拐していましたが、その犯行の動機は、彼自身の歪んだ欲望から来ているものでした。
なつめは犯人に捕まってしまい、命の危険にさらされますが、最後の瞬間に勇気を振り絞って反撃します。彼女の勇敢な行動によって、犯人は最終的に倒され、事件は解決します。このシーンでは、目が見えないなつめが、視覚以外の感覚を駆使して犯人に立ち向かう姿が強調されており、彼女の強さや決意が描かれています。
また、なつめを助けるために行動していた日下部や警察官たちも、彼女を救うために駆けつけます。彼らのサポートもあり、なつめは無事に救出されますが、この事件を通じて多くの仲間が命を落としてしまいました。特に、日下部や刑事たちが犯人によって殺されてしまうシーンは、なつめにとって大きなショックでした。
ラストシーンでは、なつめが事件の後、再び自分の生活を立て直そうとしています。彼女は失ったものも多いですが、強い精神力を持って前向きに進もうとしています。盲導犬のパルと一緒に歩く姿が描かれ、彼女がこれからも困難に立ち向かう強い意思を持っていることが示されています。
この結末は、なつめが目が見えなくても自分の力で事件を解決したこと、そして彼女が新たな一歩を踏み出す決意を描いたものとなっています。事件は解決しましたが、なつめの人生にとっては新たな挑戦が続くことを示唆しています。
映画『見えない目撃者(2019)』の考察・解説(ネタバレ)
映画『見えない目撃者(2019)』のツッコミどころとは?
映画『見えない目撃者(2019)』にはいくつかのツッコミどころが存在します。まず、主人公であるなつめが盲目でありながら、非常に大胆な行動を取る場面が多く、現実的に考えると少し不自然に感じられる部分があります。彼女は目が見えないにもかかわらず、犯人を追い詰めるために危険な場所に単独で向かうなど、通常では考えにくいシーンがいくつも描かれています。
また、警察の捜査方法に関してもツッコミどころがあります。特に、なつめの証言を重要視しすぎる点や、警察が犯人の存在に気づくまでに時間がかかりすぎる点などが現実の捜査と比べると不自然に思えるかもしれません。さらに、なつめが重要な証拠を持ちながらも、警察がそれを迅速に取り扱わない部分も、観客に疑問を感じさせる要素の一つです。
最後に、犯人の動機や行動もやや突飛で、特にその異常さが強調されすぎているため、現実感が薄くなってしまう場面もあります。犯人が次々と計画を進めていく過程があまりにもスムーズすぎるため、観客としては「こんなにうまくいくはずがない」と思う部分もあり、これもツッコミどころとして挙げられます。
映画『見えない目撃者(2019)』の日下部の死亡シーンについて
日下部の死亡シーンは、映画のクライマックスに向けて緊張感を高める重要な場面です。日下部はなつめを助けるために奔走するキャラクターですが、彼自身も犯人に狙われ、命を落としてしまいます。日下部の死は、物語全体における衝撃的な瞬間であり、観客に深い印象を残すシーンです。
このシーンでは、彼が犯人に対して果敢に立ち向かうものの、最終的には相手の圧倒的な暴力によって倒されてしまいます。日下部はなつめを守ろうとしながらも、自らが犠牲となる形で死亡するため、観客にとって非常に感情的な場面となっています。彼の死によって物語は一層緊迫感を増し、最終的な決着に向けて加速していきます。
また、このシーンは、日下部が正義感と自己犠牲の精神を持った人物であることを強く示しており、彼の行動がなつめに大きな影響を与える重要な瞬間でもあります。日下部の死は観客に衝撃を与えつつ、物語のテーマである「正義のために立ち向かうこと」の象徴的な出来事として描かれています。
映画『見えない目撃者(2019)』に気まずいシーンはあるか?
映画『見えない目撃者(2019)』には、いくつかの気まずいシーンが存在します。特に、登場人物たちの感情が極限に達する場面や、犯人の異常な行動が明らかになるシーンでは、観客が不安や緊張感を覚えることが多いです。例えば、なつめが自分の盲目というハンディキャップを抱えながらも、危険な状況に直面する場面では、彼女の無力感や周囲の人々の反応が、観客に気まずさを感じさせます。
また、日下部や他のキャラクターたちが、なつめの証言に対して半信半疑で対応するシーンも、観客に不快感や緊張感を与える要素です。特に、なつめが必死に事件の真相を追おうとする一方で、彼女の能力を疑う人々とのやり取りは、観客にとって見ていて居心地の悪い瞬間です。
さらに、犯人の行動がエスカレートしていくシーンでは、登場人物たちが次々と危険な状況に追い込まれるため、観客もハラハラしながら見守ることになります。これらの要素が組み合わさり、映画全体において「気まずい」瞬間がいくつも存在するのです。
映画『見えない目撃者(2019)』の犯人とはどんな人物か?
映画『見えない目撃者(2019)』の犯人は、表面上は普通の人物のように見えますが、実際には非常に残虐で冷酷な人物です。彼は若い女性を標的にし、連続して誘拐・殺害を繰り返しており、その行動は計画的かつ非常に執拗です。犯人は、自分の犯罪を隠すために、証拠を残さないように細心の注意を払って行動しており、警察をも巧みに欺いています。
犯人は社会的に孤立しており、他者との正常なコミュニケーションができない人物として描かれています。彼の犯行の動機は、自己満足や支配欲に基づいており、他人の命を軽視する冷酷さが強調されています。また、犯人は異常なまでに計画的であり、被害者を監禁し、時間をかけてじわじわと追い詰めていく手口を持っています。
映画の終盤で、彼の正体が明らかになると、観客に大きな衝撃を与えます。彼が表面的には普通の生活を送っているように見えながらも、実際には冷酷な連続殺人犯であるという事実が、物語全体の緊張感を一層高めています。
映画『見えない目撃者(2019)』は実話を基にした作品?
映画『見えない目撃者(2019)』は、実話を基にした作品ではありません。この映画は韓国映画『ブラインド』のリメイク作品であり、完全なフィクションとして作られています。原作の『ブラインド』もまたフィクションの作品であり、実際の事件や人物に基づいているわけではありません。
ただし、映画で描かれている犯罪や警察の捜査過程、また盲目の主人公が証言者となるという設定は、現実世界でも起こり得る状況を反映しています。そのため、観客にとっては物語が非常にリアルに感じられる部分もありますが、あくまで映画はフィクションとして描かれているため、実際の事件や出来事とは関係がありません。
映画の中で取り扱われるテーマである「証言者の信頼性」や「盲目の主人公が事件解決に挑む」という要素は、映画としてのドラマチックな要素を高めるために構成されています。そのため、リアルな犯罪捜査の一部を反映しているようにも見えますが、全体的には創作された物語であることを理解しておく必要があります。
映画『見えない目撃者(2019)』の主人公のイライラする行動とは?
映画『見えない目撃者(2019)』の主人公であるなつめの行動は、観客にとって時折イライラする場面があります。なつめは盲目でありながら、非常に危険な状況に自ら飛び込むことが多く、その無鉄砲さや無謀さが観客に緊張感とともに苛立ちを与えることがあります。
例えば、彼女は目が見えないにもかかわらず、犯人に立ち向かうために危険な場所に一人で向かうシーンがあります。普通であれば、誰かの助けを借りるべき状況でも、彼女は自分の信念に基づいて行動するため、その無茶な行動が危険を招く場面がいくつかあります。また、彼女が警察や周囲の人々の助言を聞かず、自己判断で行動することも観客にフラストレーションを与える要因となっています。
さらに、なつめの過去のトラウマや失敗を引きずっている様子が描かれており、彼女の感情的な面が時に冷静さを欠いた行動に繋がる場面もあります。これにより、観客は彼女が状況を悪化させているように感じることがあり、イライラする展開が生まれます。しかし、これらの行動は彼女のキャラクターの成長や物語の緊張感を高める要素でもあります。
映画『見えない目撃者(2019)』で、頭部を切り割られた吉野の死亡シーンについて
映画『見えない目撃者(2019)』における吉野の死亡シーンは、映画の中でも特にショッキングでグロテスクな場面の一つです。吉野は刑事としてなつめと協力し、事件の解決に向けて捜査を進めていましたが、犯人によって無残に命を奪われてしまいます。
吉野は犯人に対して勇敢に立ち向かいますが、最終的にはその命を狙われ、非常に残忍な方法で殺害されます。彼の頭部が鋭利な凶器で切り割られる描写は、観客に強い衝撃を与え、恐怖と絶望感を増幅させる場面となっています。このシーンは、物語の中で犯人の残虐性を一層強調し、犯人がいかに冷酷であるかを示すための重要な要素でもあります。
吉野の死は、なつめにとっても大きな打撃となり、物語全体の緊張感をさらに高めます。彼の死によって物語はさらに複雑さを増し、犯人の捕縛に向けた緊迫した展開が続くことになります。このシーンは、映画全体を通じて恐怖感を持続させるための大きな転換点となっています。
映画『見えない目撃者(2019)』で、なつめは木村の死亡に気付いていた?
映画の中で、なつめは木村の死亡に気づいていたかどうかは、物語の緊張感を高める重要な要素です。木村は、なつめと協力して犯人を追い詰めようとする人物ですが、最終的に命を落とすことになります。なつめが木村の死に気づいた瞬間は、彼女にとって非常にショッキングな出来事となります。
木村が殺される場面では、なつめは目が見えないため、視覚的な情報を得ることができません。しかし、彼女は周囲の音や雰囲気の変化、木村の反応が途絶えたことなどから、異常事態が起こったことを察知します。木村が彼女に対して命をかけて守ろうとしていたことを理解し、その死を受け入れなければならない瞬間は、なつめにとっても大きな感情的な転換点となります。
なつめが木村の死に気づくことで、彼女はさらに犯人を追い詰める決意を固め、物語はクライマックスへと向かいます。この場面は、なつめが直面する絶望と悲しみ、そしてそれを乗り越えて犯人を追う強さを表現する重要なシーンとなっています。
映画『見えない目撃者(2019)』で殺された刑事は誰?
映画『見えない目撃者(2019)』で殺された刑事、吉野直樹と木村友一は、どちらも事件解決に大きな役割を果たしていた人物です。彼らの死は、物語の緊張感をさらに高め、なつめにとっても大きなショックを与える重要な出来事です。
吉野は、非常に優れた刑事であり、事件の謎を解き明かすためになつめと協力して捜査を進めていました。しかし、犯人の残虐な手口に巻き込まれ、最終的には命を奪われてしまいます。彼の死は物語の中盤で大きな転換点となり、犯人がいかに危険であるかを強く印象づけるシーンです。
一方で、木村友一もまた、なつめを助けるために命を懸けて行動していました。彼は非常に勇敢なキャラクターであり、なつめを守るために最終的には自らの命を犠牲にします。木村の死は物語のクライマックスに向かう上で重要な要素となり、なつめにとっても強い感情的な影響を与えるシーンです。
映画『見えない目撃者(2019)』は、なぜ「ありえない」と言われるのか?
映画『見えない目撃者(2019)』は、いくつかの場面で「ありえない」と感じる要素があるため、観客によってはリアリティに欠けると感じる部分があります。特に、主人公なつめが盲目であるにもかかわらず、危険な状況に積極的に飛び込んでいく行動が現実的に見えないという指摘があります。視覚障害を持つ彼女が、あまりにも大胆に犯人に立ち向かう姿勢は、普通の状況では考えにくく、映画としての誇張が強調されています。
また、彼女が盲導犬パルを連れて行動する場面でも、実際の状況では盲導犬を使う際の規則や安全面での配慮が欠けているため、「ありえない」と感じる人もいます。なつめが一人で犯人に立ち向かう場面や、警察の対応がやや遅いこともリアリティに欠けると感じられる点です。
さらに、犯人が何度も巧妙に警察を出し抜く描写も、現実ではそこまでうまくいかないと感じる部分があります。犯人の手口や計画があまりにスムーズに進行するため、観客にとっては非現実的な印象を与えることがあります。これらの要素が積み重なり、映画全体が「ありえない」と感じるシーンを多く含んでいると言われる理由です。
映画『見えない目撃者(2019)』で盲導犬パルは生きてる?
映画『見えない目撃者(2019)』に登場する盲導犬パルは、なつめにとって大切なパートナーです。物語の中で、パルはなつめとともに犯人を追う過程で重要な役割を果たしますが、物語の終盤に至るまで、パルは無事に生き残っています。彼は事件の中でも危険な状況に置かれますが、最終的には生き延び、なつめと共に無事でいることが確認されます。
観客にとってもパルの存在は大きく、彼がなつめの目としてサポートするシーンが印象的です。事件が進行する中でパルがどのような運命をたどるのか気になる場面がいくつかありますが、物語の結末ではパルが無事であることが示され、なつめとの絆が最後まで描かれます。
このように、パルは物語の中で大切な存在であり、事件の解決後もなつめと共に生き延び、彼女を支え続ける役割を果たしています。彼の無事は、物語の緊張感を和らげる要素の一つとなっています。
映画『見えない目撃者(2019)』は死ぬ人の伏線(死亡フラグ)がわかりやすい?
映画『見えない目撃者(2019)』では、特定のキャラクターが死亡する伏線、いわゆる「死亡フラグ」が比較的わかりやすい形で提示されています。特に、事件に巻き込まれる刑事たちや、なつめに協力する人物に対しては、彼らが危険な状況に巻き込まれることを予感させる描写が多く見られます。
例えば、刑事である吉野や木村が犯人に対して積極的に捜査を進めるシーンでは、観客に「この二人は危ないかもしれない」と感じさせる展開が随所にあります。特に、彼らが犯人に対して強く対峙しようとする場面や、状況が不利になっている中で無理に行動するシーンなどは、典型的な死亡フラグとして機能しています。
また、なつめと協力する日下部も、彼が犯人に対して直接的に立ち向かう行動を取ることで、最終的には彼も命を落とすのではないかという予感を強めます。観客にとっては、彼らの運命がどのようになるか予測しやすい部分があり、その結果として「死亡フラグ」が明確に感じられるのです。
これらの伏線がわかりやすいことで、物語の緊張感が高まり、観客に感情移入しやすくなる一方で、予測がついてしまうという点ではサスペンス要素がやや薄まることもあるかもしれません。
映画『見えない目撃者(2019)』はグロさのある作品なのか?
映画『見えない目撃者(2019)』は、部分的にグロテスクな描写が含まれている作品です。特に、殺人や暴力のシーンでは、観客にショックを与えるような描写がいくつか登場します。犯人による被害者への攻撃や、刑事が犯人に殺害されるシーンなどは、血の描写や痛ましい状況が詳細に描かれており、これらのシーンが映画全体においてグロテスクな印象を与える要因となっています。
特に、吉野刑事が犯人によって頭部を切り割られるシーンや、他の登場人物が無惨に殺される場面では、観客に強いインパクトを与えます。これらのシーンは、犯人の残忍さや物語の緊張感を一層高めるための要素として描かれており、視覚的にグロテスクな表現が用いられています。
しかし、映画全体がグロテスクな要素に依存しているわけではなく、サスペンスやミステリーとしてのストーリー性が強調されています。そのため、グロいシーンは物語の一部に留まり、全体の雰囲気を不快にするほどではありません。ただし、暴力や血の描写に敏感な観客には、これらのシーンがやや衝撃的に感じられるかもしれません。
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